ダーウィンは『英国産および外国産ラン類の昆虫による受粉』(1862年)で、ランが昆虫によって受粉される仕組みを検討し、アングレーカム属の異様に長い距(スパー)に対応する長さの口吻をもつ昆虫がいるはずだと示唆した。するとアーガイル公はそれに噛みつき、そんなことが自然に起こる可能性はなく、そこに創造主の知恵を見るべきだと主張したという。この創造主というランと昆虫の境界、あるいは岸辺の周辺について。
そこで、我々は、我々の作品そのものの中に創造主さえ投げ込むことにしたのだ。
すると、どうだろう、その境界はみごとに振動しはじめ、優雅な生きたドローイングが描かれだし、離散して、百刻みの刑になった。
中村恭子・銅金裕司
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会期:2010年11月30日(火)-12月16日(木)
会場:art space kimura ASK?(2F)
会期:2010年11月30日(火)-12月11日(土)
会場:art space kimura ASK?(新設B1F)
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